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C. -K.; Chang, Y.-N.; Chang, L.-K.; Chung, T.-W.. J. Environ. Eng. 2004, 130, 1210–1216. [2] 天然ガスからメタノールを大量生産する際のエネルギー量。Van-Dal, É. S.; Bouallou, C., J. Clean. Prod. 2013, 57, 38–45.   今後の予定 着と脱離の繰り返し数を増やすことにより、Mn-Coプルシアンブルーの使用可能回数を評価するとともに、さらなるメタノールの高純度化を目指します。連携企業を募り、共同研究を通じて実用化につなげたいと考えています。 カーボンニュートラル社会の実現を目指すうえで、二酸化炭素を還元したメタノールの利用が期待されています。メタノールの合成過程で副産物として水が生成するため、水を除去しメタノールだけを吸着して高濃度化する本技術の活用を検討します。   論文情報 掲載誌:ACS Applied Materials & Interfaces 論文タイトル:Recovery of pure methanol from humid gas using Mn–Co Prussian blue analogues 著者:Yuta Shudo, Setsuko Numano, Tohru Kawamoto, Akira Takahashi DOI:10.1021/acsami.2c17799 用語解説 プルシアンブルー 18世紀初頭に発見された青色顔料。紺青とも呼ばれる。一般的な組成式はAyFe[Fe(CN)6]x・zH2O(Aはカリウムイオンなどの陽イオン)で、配位高分子と呼ばれる物質群の一種。内部に空隙を持つジャングルジムのような構造を持ち、その空隙にアンモニウムイオンやセシウムイオンを取り込むことが知られている。[参照元へ戻る] 図4 プルシアンブルーの結晶構造模式図 メタノール 化学式CH3OHで表される最も単純なアルコール分子であり、人体に有害である。有機溶媒や化学合成の原料として用いられる。沸点が約65 ℃と水よりも低いため、水よりも気化しやすい。水と性質が近いため任意の割合で混ざり合う。濃縮するためには、一般に蒸留が必要となる。[参照元へ戻る] PM2.5 大気中に浮遊した粒径が2.5 µm以下の微粒子状物質のこと。[参照元へ戻る] 資源循環型社会 消費した製品を廃棄するのではなく、資源として再利用する循環を目指す社会のこと。鉱石や化石燃料などの天然資源消費を最小限とすることで環境負荷をできる限り削減することを目指す。[参照元へ戻る] 揮発性有機化合物(VOC) トルエンやメタノールなど大気に揮発しやすい有機化合物の総称。光化学オキシダントやPM2.5をもたらす原因の一つで、健康への悪影響を及ぼすため、日本では大気汚染防止法にて排出が規制されている。[参照元へ戻る] 廃ガス 工業生産の過程で生成し、不要となったガス成分。有害物質を含む場合には処理プロセスを経て大気へと放出される。[参照元へ戻る] ゼオライト 多孔性結晶であるアルカリまたはアルカリ土類金属を含むアルミノケイ酸塩の総称。SiO4またはAlO4を基本単位として0.2~1.0 nmの細孔を有していることから分子の吸着に優れている。その高い吸着性能を生かして、工業用としても広く利用されている。[参照元へ戻る] 多孔性配位高分子 金属イオンと配位分子が規則的に配列することで三次元構造を形成し、ナノレベルの空孔を有する多孔性物質。金属イオンと分子の配位構造で微細空間を自由に設計することが可能。[参照元へ戻る] Mn-Coプルシアンブルー プルシアンブルー錯体構造中の窒素と結合している鉄をマンガンに、炭素と結合している鉄をコバルトに置換した化合物である。一般的な組成はAyMn[Co(CN)6]x・zH2Oであり、今回の開発に用いた組成はMn[Co(CN)6]2/3・4.6H2Oである。結晶構造はプルシアンブルーと同じ立方晶である。[参照元へ戻る] ppmv 体積の割合で100万分の1を意味する単位。Parts per million by volumeの略称。[参照元へ戻る] 関連記事プルシアンブルーを利用して多様な形態のセシウム吸着材を開発ナノ粒子化したプルシアンブルーでセシウム吸着能が向上青色顔料が高性能アンモニア吸着材であることを発見簡単に再生できる粒状吸着材で豚舎や堆肥化施設の空気をキレイに お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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